JPBE.net は BeOS 用画像処理ソフト Refraction を開発中の Xentronix 社の Frans Van Nispen 氏に単独インタビューの機会を与えてもらいました。
Frans van Nispen 氏は Xentronix のメインデベロッパーで、現在 Refraction のリリースに向けて多忙な毎日を送っています。
Q:まずはJPBE.netに単独インタビューの機会をくださり、ありがとうございます。ではあなたの会社Xentronixの簡単な紹介と、どのようにして設立されたか、どういうメンバーで構成されているか、BeOSとのかかわりなどについてお話しいただけますか。
わが社は1995年にSentronicという社名で設立されましたが、2002年にXentronixと社名を変更しました。わが社はオランダのPrinsenbeekという都市にあります。近くにはBredaという都市があります。Bredaは、オランダ最高のサッカークラブチーム・フェイエノールト(Feyenoord)で現在プレーしている小野伸二のチームメイトであるPierre van Hooijdonkのホームタウンです。ここはまたオランダの歴史上とても重要な都市でもあります。ここがオランダ王室の出生地でもあるからです。
Xentronixには2名のスタッフがいます。一人は私のガールフレンドのJoyceで、もう一人は私です。私が主に開発を担当し、彼女がPRやデザイン、サイトの管理などを担当しています。その他、コーディングやインターフェイスデザイン、テスト、などの分野で支援してくれる社外の人材もいます。例えは、RefractionはYNOP Taltonとの共同開発ですし、最近まで開発していたSample StudioではJimmy Packes氏が音楽とサウンドイフェクトを担当して、VST(音響効果システムの一種)関連企業との関係を担当してもらっていました。
Q:さて、少しあなたのことが分かってきたところで、Refractionに話を進めたいと思います。多くのBeOSユーザーはRefractionの開発を見守ってきていますし、また非常に期待しています。BeOS最初のキラーアプリケーション有力候補としての特徴が見受けられるので、我々ユーザの中には非常にわくわくしている人もいます。BeOSプラットホームにRefractionのようなアプリケーションを開発しようと決意した理由を聞かせてください。またBeOSを選択した特別な理由はあったのでしょうか。もしあるなら、それについても詳しく聞かせてください。
我々は1999年にBeOSで開発を開始したのは、Windowsに唯一本当の意味で替わりうる選択肢だと思ったからです。Microsoftが我々のような小規模の開発者に行うサポートには常々不満でしたから、BeOSで我々が感じた将来性にはとても信じられない思いでした。私は常々コンピューターグラフィックスに興味があったことに加えて、BeOSにはこの分野をカバーするアプリケーションがなかったので、Refractionを開発しようと思ったのです。
Q:Refractionの長所を簡単に言うとしたら、どういうことでしょうか。
モジュール性と柔軟性に尽きます。開発者の視点から見れば、Refractionのモジュール性によって、我々とサードパーティの双方がほとんどあらゆる面でプログラムの機能を拡張することが出来ます。Refractionは、PhotoshopやThe GIMPで行われているような単なるフィルターによる拡張が可能なだけではなく、新しく、フロータやツール、レイヤ、ファイルフォーマット、インポータ、エクスポータ、コンバータ、フィルタ、言語などで拡張が可能です。
ユーザの視点から見れば、これは、絶え間なく成長を続ける特徴への可能性、したがってより大きなパワーと柔軟性と言い換えられるでしょう。このアプリケーションは、BeOSでは有名な特徴、つまりマルチプロセッササポート、一貫したマルチスレッドの活用、きびきびした体感速度というものも利用しています。我々のフィルタやエフェクトもかなり質が高いですよ。
Q:あなたはRefractionをPhotoshop(WindowsやMac)やThe GIMP(Linux)と同等だと位置づけていますか。Refractionをこの2つのグラフィックツールから際立たせている特徴を教えてください。
Refractionはクローンではないですし、この2つのアプリケーションのどちらかをモデルとしているわけでもありません。真の違いは徹底したモジュール性です。実のところ、Refractionのコアを用いて全く新しいアプリケーションを構築することも可能です。それに対して、The GIMPやPhotshopはせいぜいフィルタで拡張できる程度です。さっき話したように、Refractionはそれをはるかに超えているのです。
Q:わかりました。しかし、ユーザビリティやユーザインターフェイスといった視点からはどうでしょうか。RefractionはどのようにしてPhotshopやThe GIMPに対抗していくのでしょうか。ユーザビリティに関してはPhotshopに似ているのでしょうか、それともより使いやすく設計されているのでしょうか。
我々は多くのベータテスタを利用している中で、最も厳しかったフィードバックと言えばユーザインターフェイスの面でした。その点に関するベータテスタの指摘に基づいて、我々はパワフルで使いやすいプログラムを作ろうとしている最中です。ベータテスタの多くがいつもの作業ではPhotshopを使っているため、彼らのRefraction上での作業の進め方やRefraction自身もある程度の影響を受けてしまいます。しかし、必ずしもPhotshopと同じ方法を取ろうとはしないで、よりスマートなやり方があればそれを適用しています。
Q:さて、きわめて主観的な質問になりますがお尋ねしたいことがあります。Refractionを使用する場合の最小限のハードウェア構成条件はどういうものでしょうか。(1)重くない作業、主に8ビットカラー、低解像度の画像(例えは、ウェブアプリケーション)の場合と、(2)重い作業、例えは24もしくは32ビットカラーで300dpiの解像度でより大きなファイルを扱うグラフィックデザインなどの場合とで教えてください。
BeOSのヴァーチャル メモリ システム(VM)のデザインに欠点があることと、ハードディスクドライバのスピードが足りないことが原因で、大規模なプロジェクトで快適な作業をするためにはかなりの容量のメモリが必要です。参考として言うと、小規模なプロジェクトでは128Mbで十分です。A4サイズの広さの画面に300dpiで重いグラフィックを使う作業ならばだいたい90Mbで、それに加えてレイヤ毎に38Mbが必要です。この場合、256Mb以上を推奨します。
Q:ユーザコミュニティの中には、ZetaのリリースとともにデベロッパがBeOS R5.xのサポートを打ち切るかもしれないということに関心を示しているコミュニティもあります。Refractionの最初のリリースではBeOS R5とZetaの両方をサポートするつもりはありますか。もしあるなら、同じパッケージとなるのでしょうか。
YellowTabの話では、R5.x用にコンパイルされたBeOS製品の少なくとも95%がZetaでネイティブ動作するそうです(YellowTabからのもっと最近の情報では、現行のBeOSアプリケーションの99%以上がZetaで動作するようです)。Refractionリリース1.0のために、R5.x用とZeta用の2つのバイナリを用意する予定です。ユーザは1ライセンスで両方のバイナリーを動作させることが出来ます。
Q:どのようにして製品を売ろうと考えていますか。我々のようなせっかちなユーザのために、ダウンロード可能なバージョンをオンラインで購入できるのでしょうか。
まず、我々はオンラインでのみ販売する予定です。オンラインで注文すれば、すぐにダウンロードが可能になります。小包が玄関に届くのを待つ必要はありません。注文してダウンロードするだけです。
Q:Refraction1.0のリリース予定日や製品版の価格が決まっていたら教えてください。
Refraction 1.0の発売でZetaのリリースにあわせます。YellowTABはZetaのリリーススケジュールをまだ正式にアナウンスしていませんから、我々は特定の日時をアナウンスできないのです。BeOSコミュニティの人々と同じく、我々もZetaのリリースがすぐにあればいいと願っていますが、だいたい2ヶ月先だろうと考えています。
価格は$49を予定しています。まだ決定したわけではありませんが、lite版とpro版の2つを検討しています。我々が考えているもう一つのアイデアはシングルライセンスに加えて、次のフルバージョンに無料でアップグレード可能なプロライセンスを用意しようかということです。
Q:我々は日本のBeOSコミュニティを代表しているので、Refractionがローカライズされるかどうか、日本での販路を開拓する予定があるかどうかが気に掛かります。この点で我々と共有できるものはありませんか。
全てのXentronixの製品はlanguage key-fileを使ってローカライズされます。英語とオランダ語以外はコミュニティに依存しています。現在までユーザとベータテスタからドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、スウェーデン語、日本語のファイルをサポートを得ました。ですから、日本語のローカライゼーションに関して作業する人はいますので、御安心ください。
販路に関しては、まずはオンラインでのみ販売するつもりです。将来は需要に応じてボックス版の製品を販売するかもしれませんが、その場合には、日本を含めて世界中にディストリビュータを探すつもりです。
デベロッパーからの観点
Q:JPBE.netのメンバでもかなりの人数がデベロッパであり、BeOSでのあなたの開発の経験談を聞きたがっています。開発のプラットホームとしてBeOSにどんな魅力を感じていますか。
C++のみでうまく設計されたクリーンなAPIの構造ですね。
Q:Refractionの開発にはどんなツールを使いましたか。
ほとんどR5に付属のコンパイラとBeIDEを使って開発をしました。
Q:あなたの考えでは、Refractionのようなアプリケーションを開発する時にあなたが直面したことのある、BeOSに特有で、もっとも挑み甲斐のある障害や欠点は何でしたか。我々が思うに相当数あったと思うのですが、トップ3を挙げてもらえませんか。
Refractionを開発中、BeOSの最もパワフルな特徴であるマルチスレッドが最大の難関でもある、という結論に達しました。システムがデッドロック(dead lock)する危険性が高いからです。
またOSとコンパイラのバグにもいくつか遭遇し、ちょっとしたトラブルに見舞われました。Be社はもういない訳ですから、こうした問題を解決自分の手で解決するしかなかったのです。
ウィンドウとフロータの扱いも厄介でした。ユーザ インターフェイスの面で常識になってるようなlook and feelはRefractionで再現するのは困難でした。
Q:あなたが述べた問題がZetaでは正式にコメントされるように要求すべく、YellowTABとは連絡を取っていますか。もし取っているなら、彼らの反応はどうですか。
我々はYellowTABとはいい関係を築いています。Zetaではいくつかの問題は解消されていることは知っていますが、OSの設計に密接にかかわっている問題もあり、R1.0では解決済みとは考えていません。しかし、YellowTABがZetaのそうした細部を正式に公開していないわけですから、推測の部分もあります。
Q:さてZetaについて話してきましたが、Zetaにあなたのアプリケーションがバンドルされる可能性をYellowTABと話したことはないのでしょうか。
こういう類の連絡はないですね。
将来について
Q:Refractionにかける将来の希望は何ですか。また、夢が大きく発展していくのを見るためにあなたはどうしたいと思いますか。
Refractionに関する我々のゴールは、RefractionをBeOSとクローンシステムの画像処理アプリケーションのナンバーワンにすることです。我々はサードパーティのプラグイン開発のためにSDKをもうじきリリースする予定があり、そのリリースによって、フリーもしくは商用のプラグインパッケージでプログラムを拡張するのを多くの人が楽しんでもらえればと思っています。すでにベータテスタとの間で将来に備え、Refraction1.x以降のリリースで設計を拡張するための議論を進めています。
Q:あなたはXentronixのフォーラムで、これから開発してほしい製品についてのフィードバックをサイトのビジターに求めていますが、予想される通り、幅広い意見が返答には寄せられていますね。寄せられたフィードバックに基づいて、次なるBeOS製品のアイデアは何かあるのでしょうか。選択をたった1つに狭めないにせよ、あなたが現時点で開発を進めようと思っている選択肢を我々と共同で行うことはできるでしょうか。もしくはもう決心してしまいましたか。
Xentronixが取り上げるプロジェクトと投票結果がイコールではありません。しかし、BeOSユーザがどのような製品を見たがっているかの一般的な感触を得ることは出来ます。
この点ではっきりさせておかなくてはいけない事は、我々はRefractionの開発を継続していくということです。多くの人は、我々が最初のリリースの後にRefractionの開発を中止するのではないかと心配していますが、そうではありません。最初のバージョンの開発は恐ろしいほどの作業でしたし、現在もそうです。R1以降のRefractionのバージョンはずいぶんと少ない作業で済むでしょう。ですから他のプロジェクトを始める時間があるのです。その上、シャープな感覚を保ち、仕事に興味を失わないためには、時々他のプロジェクトにフォーカスを移していきたいと個人的には考えています。
我々は現在3つの選択肢に関して可能性を調査しており、それらのリリース方法について検討中です。これは、我々がSequelで行っているように、デベロッパを1チームにまとめて支援・管理するか、もしくは売り上げの一部の報酬で喜んで仕事をしてくれる人を招いて我々のチーム規模を大きくするかのどちらかによって行われます。我々のチームに参加することに興味のある人はinfo@xentronix.comまで連絡を下さい。
(翻訳者メモ:Sequelは「後遺症」という意味ですが、BeOSの後継OSを開発しようとするプロジェクトで、単なるクローンになることがゴールではありません)
また、我々はOpenGL 3D engineの権利をすでに買っており、それをZetaに移植する可能性を検討中です。他に我々が大いに興味を持っているプロジェクトは、小規模な業務用オフィススイートと、Reason(バーチャル レコーディング ラック ソフト)のような音楽制作アプリケーションです。Reasonは優れたモジュール設計になっており、ヒューマン インターフェイスをうまく再現しています。
Q:ZetaとOBOSが将来どのように共存していると思うかに関してあなたの意見を聞かせてください。
Zetaは真のBeOSファンのハートをすばやくつかむと思います。結局ZetaはBeOSR5.1のコードをベースにしており、多額の資金がさらなる開発に費やされました。XentronixにとってZetaは近い将来をあらわしており、我々は初めからZetaをサポートします。
今のところ、我々は労力をZetaに集中していますが、OBOSが姿を現し、価値あるプラットホームだと分かった時には、同様にサポートを考慮するでしょう。断言するにはまだ段階が早すぎると思いますが。
最後に一言
Q:このインタビューを受けていただいた事に対して、日本のBeOSコミュニティを代表してあらためて感謝の意を表すと同時に、最後の質問をさせていただきたいと思います。日本のBeOSコミュニティに何かメッセージがありましたら、よろしくお願いします。
BeOSは偉大なOSです。しかしどんなOSも生き残っていくためにはアプリケーションが必要です。コミュニティがデベロッパをサポートしていくことは、OSプラットホームを成功に導くアプリケーションが出現するキーです。この事はBeOSにとっては特に真実と言えるでしょう。我々はBeOSコミュニティを愛しています(これが、我々がBeOSで開発を続けている理由のひとつです)。そして、BeOSの世界に優れたアプリケーションをもたらそうと努力している我々をコミュニティがサポートしてくれる事を望んでいます。みなさん、ありがとう。
日本語訳 by Aquila
一時的に掲示板の不具合があったものの、日本BeOSネットワークの新しいホームページであるJPBE.netドメインへの移行は無事終りました。ニュースや掲示板のメッセージ、登録データなど、全てのコンテンツを問題無く移しましたので、お知らせします。新しいJPBE.netのURLを、皆さんのブックマークに追加するの忘れずに。
Be社が健全のころ、BeOS向けのオフィススイート「gobeProductive」を開発し、販売していたGobe Software社は、ここのところ姿を消していました。数カ月前にbeunited.orgが中心となって、BeOSコミュニティから募金を調達して、gobeProductiveのソースをオープンにする運動もありましたが、これが残念ながら実りませんでした。
が、Zetaのリリースが近くなっていくにつれて、あちらこちらでこのGOBEの噂が飛んでいます。だれに聞いても、そんな噂を確実な情報として確認出来るものはいませんが、なんとwww.gobe.comにはこんなことが書いてあります。これは偶然?エープリルフールのジョーク?それとも、Zetaの軌道にのって、やはり復活ですか?これからの情報が楽しみです。
当初、1月から2月にかけてのリリースが予定されていたBeOS Max V3ですが、未だ作業は完了していないようです。
作業が遅れている理由は、「V3のリリースはいつごろなのか?」といった問い合わに対しても返事ができないほど忙しいからだそうで、V3 のリリースと同時に、ロゴコンテストの投票も遅れてしまったとのことです。
気になるBeOS MAX V3のリリースは、4月の中旬の完成を目標にしているそうです。ロゴコンテストも1両日中には開始される予定だとか。
YellowTABの最高開発責任者であるBernd T. Korz氏によりますと、間近とされていたZetaのRC1(Release Candidate 1)は遅れることになった。RC1前のBeta 3に予想以上のバグをみつけたことが理由に挙げられています。最近ドイツで行われたCeBIT展後に出回ったZetaデモビデオを観てリリースの期待感の高まったBeOSのファンに対して、個人的なメッセージ(英語)をYellowTABのホームページに記載しています。この報告の中には、わずかながらも、Zetaの付属アプリにKorz氏がふれています。日本語に訳したものをこちらでお読みください。
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あまり情報を公開しない、閉鎖的である、というYellowTABへの批判はよく聞きます。我々はそういったBeOSファンの声に耳を向けないのではなく、YellowTABの全スタッフがZetaのリリースに向けての作業が非常に多忙で、やはりこれに一番の優先をおいているこのごろです。それでも、皆さんはZetaの開発の進行状況を知りたいという希望に応えて、ここで報告します。
しばらく前にBeta 3を社内βテスターに配りました際、予想以上のバグがみつかりました。その結果、100件のバグフィックスを含むBeta 3aをリリースしました。ここ8週間の間一生懸命取り組んだにもかかわらず、思い通りのマイルストンに届かず、一部の日程に遅れが出ました。
中には、一番の課題はZetaに使ってる新しいTrackerです。これは多くの機能追加や向上を行ったデベロッパーからソースを購入したものです。YellowTABではこれをベースにLocale Kit(多国語対応キット)や縮小・拡大可能なSVGアイコンなどを取り入れて、しかも体感速度の向上にも努めました。しかし、残念なことに、多くの細かいバグだけでなく、ひとつ致命的なバグも発見してしまったのです。その結果、RC1をリリースする前に、もうひとつβ版(Beta 4)を発行する必要があるという結論が出ました。
インストーラーは完成しており、Locale Kitはかなり機能アップされています。新しいmakefileエンジンを作成し、多くの移植に力入れています。その他、我々のメインデベロッパーは「Frozen Bubble」とKazaaに似た「giFT」というアプリケーションの移植に取り組んでいます。僕自身はCreeCNCやFreeCVIのようなマイナーな移植をやっています。
他国語対応を実現してくれるLocale Kitも多くの改善や向上を取り入れまして、多くのアプリケーションでテストしています。これは日本語やロシア語、トルコ語などの多国語サポートをよりよくするためです。
Zetaの開発に関わって、ここ数ヶ月色々な形で協力してくれた人たちに対して、この場を借りてお礼を申し上げます。これからは定期的に進行状況を報告しますが、ひとつお願いがありなす:βテスターの応募はしないでください。現段階では、Zetaは外部βテスターにリリースできる状態ではありません。
多くに人の手の中にZetaを入れてあげたい気持ちは僕個人的には多いにありますが、YellowTABとして今回のRC1のリリースの遅れを決断した以上、会社の決定に従わなければなりません。Zetaを期待してくれてる多くのBeOSファンの皆さんも、この決断を理解していただいて、尊重してくれることを願います。
Bernd T. Korz
YellowTAB社
最高開発責任者
一般公開オンライン投票の結果、団体名が「日本BeOSネットワーク」に正式に決まりました。一般公開オンライン投票に参加していただいた皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。新ドメイン名の登録に伴うこのポータルサイトのアドレス変更を数日後こちらでお知らせする予定にしています。
日本においてBeOSの促進する「日本BeOSネットワーク」を今後ともご支援のほどをお願いいたします。
日本BeOSネットワーク メンバー一同
モジュール(サウンドファイル)プレイヤーのAPlayer のバージョン4.0.1 がリリースされました。しかし、バージョン情報を示す欄にはこのバージョンは作者(Thomas Neumann)の手による最後のバージョンです。といった一文が・・・・
BeOS Journal によると、APlayer のメーリングリストに寄せられた作者自身のコメントには、
「APlayer の開発を続けていくだけのモチベーションが低く、開発意欲を失ってしまったために、今回のリリースを最後に開発を終了することにしました。APlayer の開発を引き継ぐつもりがあれば連絡をください、これまでのサーバは維持しダウンロードを継続できるようにしておきますし、新たなAPlayer のバージョンを置けるようにもします。APlayer の開発は楽しいものでした、しかしどんなことにも終りはくるものです。APlayer の開発は終了しました。」
といった内容がつづられていました。興味とやる気のある方は、e-mail をぜひどうぞ。
BeOSユーザにとってNetPositiveはとても離れられないブラウザではあります。が、現在のバージョン2.2.1以降の開発の見込みがないのは避けられない厳しい現実があります。BeOS上で使える他のブラウザと言えば、そう、あのBeOSらしくないMozillaです。
「重い」という評判と「BeOSらしくない」と、多くのBeOSユーザから厳しい目で見られて来たこのMozillaは、ここのところずいぶん使えるようになったと思う人が段々増えて来てます。勿論NetPositiveのキビキビしたスピード感がまだないですが、現在多くのサイトで使われるCSSやJavaScriptに対応しているだけに、いまに欠かせないアプリケーションになって来ています。Zetaが付属して来るとされるPersonal Javaも、このMozillaのみで使えるようになるという情報が出ています。
日本においては Mozilla 愛好家を増やすために活動している「もじら組」という団体がありますが、このグループが取り組んでる日本向けのモジラがあります。「和ジラ」(Wazilla)という名乗りで、Mozilla.orgからリリースされているMozilla(洋ジラ)をベースにしたもじら組の独自ビルドです。
和ジラプロジェクトはBugzilla-jpにおいてパッチが提出されているにもかかわらず、Bugzilla-orgにおいてレビューが進まずに放置されているバグに対処しています。Bugzilla-jpに提出されたパッチに対する一般ユーザーからのフィードバックを得ることが目的です。日本語パック、サイドバーウィンドウなど、日本で開発が進められている追加パッケージも取り入れています。
この和ジラは現在Linux/x86、Linux/Alpha、FreeBSD4/x86、Solaris 2.9/Sparc、MacOS XとWin32を含むビルドがなされていますが、残念なことにBeOSビルドを作るものはいません。
そこで、BeOSの日本語環境の充実を促進することを一つの重要な目的にしているBeCircleは、この場を借りて和ジラのBeOSビルドを作る貢献者を募集したいと思います。求められる作業意外には簡単で、Mozillaのソースファイルと差分パッケージから和ジラをビルドするだけです。御協力頂ける開発者の方がいれば、bewazilla@aequus.netまでメールをください。折り返し詳細をメールします。多くの応募を期待しています。
冒険の書のとよしまさんが開発をしていた「ウィンビー」プロジェクトはYellowTABのフォーラムでちょっとした議論を巻起こしています。
このWinBEプロジェクトはBeOS上Windowsアプリケーションを実行できる環境を提供することを目的にしています。WINEと同様、エミュレータではなく、実行環境といった方が正確です。WindowsのDLLをadd-onとしてlibld_dll.soというBeOSのライブラリ経由でロードすることによって、Windowsのアプリケーションを実行可能にする仕組みになってるようです。
プロジェクトのホームページによりますと、もうすでに一部のゲームは実行可能ですが、気になるのは進行状況です。BeOSの発展のためにも、これからも前進することを期待したいものです。
ところで、皆さんはBeOSにはWindowsアプリケーションを実行できる環境があった方いい、それとも必要ないと思いますか?
これまでBeCircleという仮名で名のって来た我がBeOS団体の正式な名前を決める最終投票を掲示板にて行いたいと思います。
オープン投票ですので、一般の投票も歓迎していますが、システム上の関係で掲示版に登録する必要が'ありますので、登録してから、掲示版で投票お願いします。1人1票とさせて頂きます。
この最終投票の締切は日本時間3月24日の深夜(25日の1:00)とさせていただきます。投票の最終結果はこの掲示板と我が会のホームページにて3月26日の発表を予定しています。
御存じの方はいらっしゃると思いますが、BeOSのメール機能を向上させるMail Daemon Replacement(以降MDR)は日本語対応になっています。たるくすさんの協力でMDRの日本語化が完成したのですが、そのMDR開発チームから日本語対応で何かリクエストがあるか、という問い合わせがありました。
日本語対応に関して何かリクエストがありましたら、3月23日までにこちらの掲示板で投稿してください。その後こちらまとめて、MDR開発チームに伝えておきます。
BeOS用Mozillaのバージョン1.3が正式にリリースされましたが、こちらでダウンロードできます。新しいスプラッシュ スクリーンをもったこのバージョンが、BeOS上で過去上手く動作しなかった「type ahead」機能がちゃんと使えるようになっています。リリース ノートはこちらにあります(英語ですが)。
公開されてるCeBITでのZetaデモのビデオで見られるMacOSのフールスクリーンエミュレーションはBasilik IIによるものだそうです。このエミュレータはZetaに付属するかどうかは確認できず。
CeBIT展で行われたZetaのデモのビデオが公開されていますが、こちらからダウンロードできます。BeOSらしいキビキビした動きは確認できます。ファイルサイズが大きいので(60MB)ダイヤルアップの方は要注意。
3月12から19日ドイツのハノーバー市で行われるCeBIT 2003展にYellowTAB社が出展し、現在開発最終段階に入ってると思われてる時期BeOSバージョンZetaを展示しました。
今回の展示会で行われたZetaのデモを拝見した人の話によりますと、システムはとてもスムースに動作し、非常に安定していて、完成度が高い印象を与えた。Zetaの多国語対応や、アプリケーションのバンドリングが目につくそうです。中にはネットワークの強化されてることを示すかのように、Domain ManagerとNetwork Browserとい機能が付属されるようです。
さらに、現地でYellowTABのスタッフと話した人によりますと、YellowTABはBe社からBeOSのライセンスを手に入れたのはPalm社に買われる前のことで、しかもそのライセンスは無期限であることがわかっています。これはほんとであれば、BeOS界にとってはなによりの話しです。
OpenBeOS(略してOBOS)はネットワークチームに参加するプログラマーを探しています。現在1人しかいないこのチームは、カーネルコーディングに経験のあるロー レベルプログラマーを必要としていますが、有能で勇気のある日本のBeOS開発者がいれば、ぜひ応募して欲しいもの。参加を希望の方はPhilippe Houdoinまでメールで連絡をとてください。日本人のBeOS開発者もOBOSの発展に参加しましょう!
Besom さんのサイトでも Refraction の新βリリースのニュースを取り扱っていますが、一部日本語になっているスクリーンショット1と2が公開されています。
日本語化が密かに進んでるようですが、どちらが本物でしょうか?
「BeOS後継のZeta、初デモンストレーション」という見出しでリリース間近のZetaがslashdot.jpで取り上げられています。ここのところ注目度をあげてるBeOS後継のZetaの情報はあちらこちらの掲示版で漏れて来ています。YellowTAB社でZetaの開発に関わってるlooncrazというハンドルの話しによりますと...
ここのところ注目度をあげてるBeOS後継のZetaの情報はあちらこちらの掲示版で漏れて来ています。YellowTAB社でZetaの開発に関わってるlooncrazというハンドルの話しによりますと、R5と比べてはZetaはあらゆる面でスピードアップしています。ATA133のサポートを始め、特にパフォーマンスが向上されているのはネットワークまわりだそうです。ファイルシステムも高速化されているそうです。「安定性でもZetaはばつぐん」と、自身満々のlooncraz。
ZetaはR5.x以降をベースにして、Be社がR6の予定していた機能がたくさん含まれるようです。現在のところ少なくとも下記の特長確認されてるようです。
* UHCI/OHCIのUSBサポート(Mass Media Storage読み書き対応)
* Wirelessネットワーキング対応
* ハードウエアOpenGL
* Personal Java
* 拡大/縮小可能SVGアイコンを使ったTracker
開発者向けのRC1(Release Candidate 1)近いようですが、早くも見てみたいものです。今後のYellowTABの動きが興味深いです。日本語版はどうなるのでしょうか?
1年以上次期BeOSバージョンを密か開発してきたYellowTAB社は注目浴びてるZetaの画面ショットが製品リリース前に漏れたようです。興味のあるかたは、こちらで御覧になれます。Zetaの発売は間近になったようです。
近々予定されていた BeOS 用高機能画像ソフト Refraction (リフラクション) の一般公開ベータ版が早速今日リリースされました。
Refraction の開発は一年以上前から始められていましたが、次期 BeOS システム Zeta の発売を間近にした今、開発が急速に活発化したようです。
今回リリースされたこの Refraction1.0β6.0 版は Xentronix 社のサイトからダウンロードできます。是非ダウンロードして、試してみてください。
Mac や Windows で有名なソフトといえば、キラーアプリとも言われてる PhotoShop があります。
プロのコンピュータグラフィックス専門家やグラフィックデザイナーには欠かせないとも言われてる このPhotoShop こそキラーアプリケーションという評判です。Linux 界では、オープンソースで The GIMP というソフトがありますが、PhotoShop には敵わないものの、なかなかの力を発揮するそうです。では、BeOS にこんなキラーアプリケーションは期待できるのでしょうか?
実は、できます。Xentronix 社 の Refraction というソフトは BeOS 界の第一のキラーアプリケーションになる素質を持ってると言っても過言ではありません。
プラグイン アーキテクチャを持った Refraction は、サードパーティーからのプラグインやフィルタによる拡張が可能です。しかも、BeOS のマルチスレッド設計を生かしてるため、他の OS プラットホームでのこの手の大きな画像処理ソフトでは見られないきびきびしたスピードと快適な操作性が期待できます。
このソフトは現在ベータテスト中で、Zeta の発売にあわせリリースになるそうです。気になる日本語版ですが、対応が進められているという情報が開発者からでています。