Haiku プロジェクトのカンファレンス「Waltercon 2005」の開催日がメーリングリストでアナウンスされた。
開催日は8月6日と7日で、ラスベガスのBoardwalkホテルとカジノで行われる。
カンファレンス受講料は $35 です。
ZETA RC(製品候補版)の国内第一号リセラーとして活動している PC-CRAFT から、「 ZETA R1 」の取扱について本日アナウンスがあった。
プレスリリースの内容は
yellowTAB 社のメディアOS 「 ZETA R1 」 ( ZETA 日本国内総代理店の正規ライセンス品)を2005年7月上旬に発売いたします。
これまでは独yellowTABより輸入した製品を再販していたが、製品版となる「R1」は Berry Japan 経由のものを販売するようだ。
この Berry Japan では「7月7日発売予定」とあり、PC-CRAFTからはこれ以降の発売開始となると思われる。
尚、既存の「RC」ユーザーには製品版から紙マニュアルを省いた簡易パッケージの「ZETA R1 アップグレード版」が用意されており、無償/有償(2,000円)と低価格でアップグレードすることができる。
「RC版」の購入先やバージョンにより「無償/有償」の取扱が異なるので、詳しくは PC-CRAFT のプレスリリースのページで確認してください。
また、ZETA R1 専用日本語インプット・メソッド「かえで IM Ver.2.0 」の発売についてもアナウンスされている。
発売予定:7月上旬 価格: \4,800-(税込)
既存の「 かえで IM 」のユーザーは「 かえで IM Ver.2.0 」へ無償アップグレードが用意されている。
ZETA 1.0 発売直前企画として、SoftwareDesign 2003/10 号に掲載された「渋川よしき」さんの原稿を掲載します。
第三回目となる今回は、開発初期段階の ZETA beta5a を使用しての紹介記事となっています。
現在の動向とは合わない場合がありますが、原稿をそのまま掲載しております。また、SoftwareDesign 2003/10 号はこれを元に編集されておりますので、表現が一部異なることをご了承の上、お読みください。
原稿のURLは既に存在しないところもありますので、ご注意ください。
### Zeta誕生の経緯
ソフトウェアデザインの7月号にてZetaまでの歴史に触れましたが、ここで軽くおさらいしておきます。Zetaの前身は先進のマルチメディアOSとして知名度の高かったBeOSです。BeOSの道のりは決して平坦なものではなく、BeBoxからPowerPCへと移植され、またその後x86へと、アーキティクチャをどんどん変えていきました。その後、株式上場したBe社はインターネット家電への道を進もうとしますが、うまく売り上げを上げることができず、Palm社にその資産のほとんどを買収されることになりました。
このPalmへの買収はBeファンに衝撃を与え、またその反動からいくつかのBeOS互換OSや、BeOS R5のディストリビューション(ライセンス的にはグレーですが)を作ろうという動きへと繋がっていきます。
YellowTAB社のサイト(http://www.yellowtab.com)
そのようなBeOSをめぐる動きの裏でZetaは産まれました。買収されるよりも少し前に、Bernd Korz氏がBeOS R6に向けて開発中だったソースコードをライセンスし、BeOSが生き残ることになりました。Bernd氏はその後ドイツでYellowTAB社を旗揚げし、開発を継続しました。その後出資会社も見つかり、製品化へと弾みがつきました。ライセンス上の問題から、BeOS R6はZetaへと名前を変え、現在はR1のリリースに向けて作業が進んでいるところです。BeOSには熱狂的なファンも多く、特にヨーロッパではイベントなども数多く開催されています。Bernd氏はBe社のエンジニアではありません。詳しくは知りませんが、BeOSが好きなエンジニアだったと思います。商用OSとして出発し、商用OSに向かって開発が進んでいますが、数多くのBeOSファンの手によって生み出されたOSと呼べるでしょう。
### Zetaの動作するアーキティクチャ
BeOSはx86、PowerPCと二つのアーキテクチャに対応していましたが、ZetaのR1ではx86のみのサポートとなることが決定しています。PowerPCにはR2以降で対応するとのことでした。YellowTABの開発リソースはそこまで多くはないので、集中させて完成を早めよう、ということだと思われます。現状のPowerPCサポートはPowerPC 604eまでで、G3、G4、G5には対応しませんが、Bernd氏が来日したときに聞いた話ではG3、G4にも対応したい(そのときはG5の発表前)ということでした。Be社がG3対応を果たせなかったのは、互換機路線を捨てたApple社が情報提供をしてくれなくなったから、ということがありましたが、この件については詳しくは分かりません。
ZetaはHome Edition、Developer Edition、Deluxe Editionの3バージョンが提供される予定です。リリース時期についてはまだ分かりません。
### Zetaの特徴
Zetaの特徴はなんといっても分かりやすいユーザインタフェースと動作の軽さです。Windowsとの置き換えも可能なデスクトップOSを目指して開発されていることもあり、「普通に使える」というのが開発の目標となっていると思われます。普通に使う限りはコマンドラインに降りて設定したりする、という必要はありません。
WindowsやいまどきのLinuxのような巨大なメモリや高速なプロセッサは無くてもさくさく動きます。一昔前のマシンなどにインストールしてもまったく問題ありません。700MHzもあればまったくストレスは感じません。カーネル設計は、BeOSのカーネルを引き継ぎ、マイクロカーネル、プリエンプティブなマルチタスクなど、最近のトレンドを高度に結晶化させたものになっています。
インストールもパーティションを切った後はインストールしたいソフトを選ぶだけで、ほとんど選択する必要はありません。適切なドライバの選択もほとんどの場合は起動時に自動的に行われます。とても簡単です。
現在は提供されていませんが、Zetaのアプリケーションのユーザインタフェースがばらばらにならないように、GUIのツールキットを提供するという話もあります。これもユーザビリティのための方針だと思われます。
Zetaの期待されるポジションですが、やはりデスクトップOSでしょう。あとは音楽や映像などのメディアを扱うシステムの組み込みとしても実績があります。ディスプレイを備えた、比較的リッチな環境がZetaの守備範囲です。FlashROMしかないような組み込み環境はZetaではサポートされません。あと、マルチユーザに対応していないため、サーバ環境で使用するにはリスクが伴うでしょう。マルチユーザはカーネルレベルでは対応していますが、現在はそれを使用するようなユーザインタフェースにはなっていません。
### アプリケーション
BeOS R5とバイナリ互換性があるので、R5で動いていたものは基本的にはそのまま動きます。具体的なものは先月号のレビューでいくつか紹介しましたが、標準添付のアプリケーションでもそれなりのことができます。
・vlcを使ってDVDを視聴したり、WMVのストリーミング再生を行う
・MP3などの主要なフォーマットの音楽の再生。vlcでWMAも再生可能
・Mozillaを使ってウェブブラウズ
・標準のBeMailでメール
BeOS R5以前のアプリケーションはBeBits(http://www.bebits.com)というサイトでダウンロードできます。BeOSという過去があるため、ソフトウェアの数は新進OSの中では多いのではないでしょうか?
http://www.xentronix.com/index.php
その他、Zetaの開発を受けて、いくつか商用アプリケーションの開発も活発化してきています。代表的なのはXentronix SoftwareのRefractionがあります。機能のわりに軽量なフォトレタッチソフトです。一時期開発が停止されましたが、その後再開され、R1に近づいてきています。ダウンロードできたBeta 6よりも安定性なども十分向上しているそうです。10月1日までは半額キャンペーンを行っています。その他にもいくつか商用アプリケーションの開発が進んでいるといううわさを聞きます。
## TrackerとDeskbar
Zeta/BeOSのユーザビリティの根幹を司る、重要なアプリケーションがTrackerとDeskbarです。いわゆるシェルです。TrackerはWindowsのExplorerやMacのFinderのようなファイル管理シェルです。Zetaに向けて、多国語化や高速化が行われ、SVGアイコンを用いたスムーズなアイコンの拡大縮小もできます。Trackerの改良にはかなり力を入れているという話をしていました。Windowsのように、シェル上で画像や音楽、ムービーなどをプレビューする機能もテスト中のようです。Deskbarも改良が加えられ、兄弟分のDockbertが追加されました。Dockbertはカーソルを上に持ってくると現れる、邪魔にならないタスク管理機構です。細かいところでは、9月号のプレビューでも触れましたが、ウインドウのデコレーションが変更できるようになっています。
### ドライバ
アプリケーションと同様、多くのR5のデバイスドライバがそのまま利用できます。ただし、グラフィックス周りはハードウェア3Dアクセラレーションに対応するということですのでこれからリファインされていくはずです。ネットワークもカーネルに統合されたため、互換性がなくなっています。
現状のバージョンではDirectX 8.1世代のRadeonと、3までのGeforceに対応しています。Millenium系、i810など、Xでも対応しているようなものはある程度対応しています。nVidia提供ではないGeForceドライバも現在ユーザコミュニティで開発されていて、GeForce FX系にも対応しているそうです。
YellowTABのニュースではUSB 2.0とODBCへの対応がアナウンスされました。USBの対応具合は良く分かりませんが、マスストレージにも対応すればデジカメ編集の道が開けます。ODBCはどこかの企業との提携を前提としているような気がしますが、これによってネットワーク端末としてのZetaの利用も夢ではなくなってきました。
対応ハードウェアリストは以下のページにあります。
http://www.yellowtab.com/support/hardware.php
### 日本語/多国語環境
ハングルと日本語と英語でこんにちわ
OSレベルでUTF-8に対応しているため、文字の表示では多バイト文字だろうと何だろうと問題ありません。フォントがあれば、何ヶ国語も同時に表示することが可能です。文字方向が逆の文字体系にも対応しています。スクリーンショットをごらんください。EGBRIDGEとHanBeを使って入力しました。
現状の日本語のIMEには、BeIM、KanBe、cannaIM、skkIM、EGBRIDGEなどがあります。EGBRIDGEは市販品らしい、すばらしい変換性能を持っています。筆者が試したのはEGBRIDGEだけですが、BeIM、cannaIMも動くそうです。ただし、BeIM以外は終了時にインプットサーバが固まります。ZetaはIMをいくつもインストールすることができます。その場合、Alt+SPACEを押すごとに、違うIMに切り替えることができます。EGBRIDGEであれば、CAPS LOCK時は直接入力、という設定も可能なので、Alt+SPACEで言語を切り替え、CAPS LOCKで日本語と英語を切り替える、ということができます。こうすることで、再起動や、面倒な設定なしに、いろいろな言語を入力することができます。
筆者はハングルはまったくの素人ですが、ハングルのIMも試してみました。BeCJKはZetaが起動不能になるためダメでしたが、BeKrAge.net(韓国のBeOSコミュニティ)からダウンロードした、HanBe 3.0は動作しました。
アプリケーションの多国語化に関しては、Locale KitというAPIが開発されています。これを使用することで、起動中にアプリケーションの表示言語が切り替えることができるようになります。現在Locale Kitに対応しているアプリケーションの日本語化は完了しています。今後Locale Kit対応アプリケーションが増加すればOS全体の日本語化が進んでくるでしょう。Locale Kitに対応していないアプリケーションも、独自に言語テーブルを持っていたりする場合もあり、かなり多くのアプリケーションが日本語表示に対応しています。
BeKrAge.net http://www.bekrage.net/download/index.php
### 開発環境
Developer Edition以上には各種開発環境が付属します。現状で提供されているベータ版は開発者向けではないので、含まれていませんが、YellowTABのウェブページの説明では以下のとおりになっています。
・バージョンが簡単に変更できるGCC
・あらゆるOSよりも簡単なGUI作成環境
・使うのが楽しくなっちゃう、IDEツールのCodeLiege
・きわめて簡単に多言語化ができるLocale Kit
・PHP、Perl、Python、Basic(?)、Assembler、Pascalなど、20を超える言語
最後のはGCCさえあれば何とかなっちゃう気がしますが、それ以外はZetaならではと言えるでしょう。バージョン変更は、シンボリックリンクを使って、SDKを丸ごと入れ替える、という強引な方式で行っていますが、3系以上だとboost(http://www.boost.org)などのマニアックなC++ライブラリの対応度も上がりますので、筆者としてはうれしい限りです。GUI作成ツールは以前見たときは、インタプリタでGUIを制御するツールのように見えました。これも詳しいことはわかりません。Locale Kitはgettextとは異なり、実行時に瞬時に言語を切り替えられます。現状ではサポートされていませんが、インプットメソッドなども入れ替えられるようになるらしいです。
BeOSはbash互換のシェルを備えていますので、開発者としてはうれしいのではないでしょうか?makeなども持っていますし、POSIX準拠ですので、あまり複雑ではないUNIX系のソースコードはconfigure&makeでビルドできるものもいくつかあります。筆者が移植したPOSIX threadライブラリもあります。ソースコードの手直しが必要となる場合があります。また、R2以降にはX11 R6.6がインプリメントされる可能性もあり、Linux資産をごっそりZetaに取り込むことも可能になるかもしれません。
GUIを含めて、OSのAPIはBeOSオリジナルです。筆者はこのAPIを見てオブジェクト指向クラスライブラリの構成を勉強したぐらいなので、構造はきれいです。BeOSのAPIは10以上のKitというカテゴリに分類されます。ユーザインタフェースのInterface Kit、ファイル入出力のStorage Kit、カーネルのコアのサービスを利用するためのKernel Kitなどです。XやWindows環境にこれらのライブラリの移植が行われているので、このAPIで開発すればマルチプラットフォームになる、という時代がやってくるかもしれません。
また、SDLとOpenGLに対応しているため、マルチプラットフォーム指向のゲームや3DCGツールの移植も可能です。OpenGLはZetaにてハードウェアアクセラレーション機能が内臓される予定です。このOpenGLのドライバには、Scitech社のSNAPという実績のあるドライバが使用されるそうです。いきなりトップスピードのハードウェアアクセラレーションが手に入るというわけです。
それ以外の話としては、Java2の移植が順調に行っている、というのがあります。ODBC対応と合わせれば、廉価でメンテナンスが簡単なネットワーク端末として大いに利用できるようになるのではないでしょうか?また、ZetaのサイトにZumlEというUMLツールの紹介が載ったことがありますが、基本的にはお絵かき機能しかないようです。Togetherのようなものは期待しない方がいいです。
SciTechのSNAP:http://www.scitechsoft.com/products/dev/sdk_home.html
= ユーザコミュニティ
日本BeOSネットワークが先日発足しました。Zetaだけでなく、BeOS、BeOSコンパチブルのOS群なども扱っていこうという非営利組織です。現状ではBeOSコンパチブルのOSもZetaも完成しておらず、盛り上がろう、と言ってもやや難しいところがありますが、地道に開発やドキュメントの翻訳、海外サイトのニュースの翻訳などが行われています。現在はフォーラムとニュースが中心になっています。Zetaに関するイベントも過去2回行われました。新しいBetaが手に入ったら、それをお披露目するイベントやユーザ同士の交流会などを開催していきたいと思っています。Zetaが近づくにつれてどんどん盛り上がっていくと思います。
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日本BeOSネットワーク http://www.jpbe.net/forum
== Zetaテクノロジープレビュー
YellowTABのCTOのBernd Korz氏が来日し、4月19日にデモを行いました。会場があまり広くなかったため、あまり多くの人に来てもらうことができませんでしたが、動画は以下のサイトで公開されています。CeBITで初披露されてから、初めて行われた単独デモでした。Bernd氏の来日が決定してから2週間足らずで行われ、SARS騒動でルフトハンザが飛ばないかも、と、運営側もどきどきのイベントでした(飛行機は無事飛びました)。
プレビュー動画:http://www.jpbe.net/news/archives/2003/04/000309.html
== Zeta Beta版お披露目イベント
7月6日に秋葉原のぷらっとホームさんの6Fのイベントスペースをお借りしてZetaのベータ版を見て触れるイベントを開催しました。告知も直前でしたが、多くの人が来場してくれました。Pentium2 366MHzのノートからファンレスの533MHzのEdenからAthlon XP 2500+のデスクトップマシンまでさまざまなマシンでデモを行いました。初めてBeOS/Zetaに触れたという方から、いきなりTerminalをあげてディレクトリを探索しはじめるツワモノまで、反応はさまざまでした。イベントの様子はMYCOM PCWEBさんが分かりやすく写真付きで紹介して下さっています。
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/07/07/06.html
ZETA 1.0 発売直前企画として、SoftwareDesign 2003/9 号に掲載された「渋川よしき」さんの原稿を掲載します。
第二回目となる今回は、開発初期段階の ZETA beta5a のレビューです。
現在の動向とは合わない場合がありますが、原稿をそのまま掲載しております。また、SoftwareDesign 2003/9 号はこれを元に編集されておりますので、表現が一部異なることをご了承の上、お読みください。
原稿のURLは既に存在しないところもありますので、ご注意ください。
### Zetaが我が家にやってきた
7月号ではZetaに至るまでの歴史を書かせてもらいましたが、今回はその続編です。実際にZetaを使ってみて評価したいと思います。Zetaの評価は海外のサイトのBeOS Journal(http://www.beosjournal.org/, 訳はhttp://www.jpbe.net/news/archives/000348.html
)と、OSNews(http://www.osnews.com/)では、既にレビューが出ていますが、今回は今までのバージョンとの比較よりも、まずデスクトップOSとしてはどうか、という評価で見ていこうと思います。R5との違いも盛り込んで説明しようと思いますが、基本的にはBeOSを知らない人向けに書いていますので、「R5とZetaはどこが違うの?教えて!」という方にはちょっともの足りないかもしれません。
今回評価したバージョンは、上記のサイトのレビューでも使用されたBeta5aというバージョンです。開発者に配付されるバージョンよりも古いため、予定の機能のうち、実装されていないものも多くあります。その点はまだベータ版ということでご了承ください。
## インストール環境
筆者は以下のような環境にインストールしてみました。
CPU: AthlonXP 2500+
M/B: Gigabyte GA-7VAXP-A(KT400A+8235)
MEM: DDR PC-2700 256MB
HDD: Barracuda 7200.7 ST380011A (80GB)
CDD: RITEONのDVD/CD-R/RWのコンボドライブ
V/C: TORICA Radeon9000(64MB ファンレス, DVI端子使用)
S/C: Vibra 128
LAN: 3com 3c905b-tx
このぐらいのCPUパワーが必要というわけではありません。基本的に、R5が動く環境であれば大丈夫です。R5同様、Zeta自身はとても軽いので、Pentium2 366MHzでも問題なく動くことが確認されています。実際、筆者の持っているDuron 700MHzでも快適に動作しました。ただし、ビデオカードのドライバが利くかどうかで体感速度が大きく変わってきます。CPUよりもビデオカード選びがポイントになるでしょう。また、R5ではAthlonXPやPentium4で起動する際にはパッチが必要でしたが(注、AthlonXPでも問題なく動作しています。Pentium4に関しては、ベータテスターで所有している人が現在いないため、検証していません。
(注)なくても動く場合もあるようです。
## インストール
インストールはいたって簡単です。インストールCDを入れるとインストーラが立ち上がります。メニューでインストールオプションを指定することができます。親切にも、説明とスクリーンショットを見て、インストールするアプリケーションを選択することができます。マウスでパーティションサイズを変更できるツールも付属しています。fdiskなんかよりは直感的で分かりやすいのではないでしょうか。インストーラで設定を日本語にすれば、説明が一部日本語になります。
インストールそのものはファイルのコピーが行われるだけです。ものの30分もあれば完了します。実は、インストールCDというのは、LiveCDになっていて、シェルの代わりにインストーラが起動する仕掛けになっています。Ctrl+Alt+Shift+Tを押すとターミナルが立ち上がります。インストールCDがすなわちレスキューCDというわけです。ext2やntfsも読み込み専用でマウントできるので、他のOSの復旧にも利用できちゃったりします。
## 起動!
インストールが終わったら即座に使えるようになっています。起動時間はR5より短くなっている気がします。ただし入れ立ての状態では/boot/home/config/fonts以下に300を越える大量のフォントがインストールされているので時間がかかります。筆者はまるごと削除してしまいました(注1。フォントを削除した状態で、デスクバー(Windowsで言うところのタスクバー)が表示されるまで15秒でした。余計なドライバを抜いたりチューニングすれば、あくび一回分の時間にまで短縮できるかもしれません。
(注1)BeOSは/boot/beosと、/boot/homeと、同じような構造のディレクトリで構成されています。/boot/beos以下にもフォントが入っているので、/boot/home以下のフォントを削除しても問題はありません。
### 日本語環境
日本で使用する上で重要になるのはやはり日本語対応ですが、その点では全く問題なしです。文字コードとして、UTF-8を使用しているため、即座に日本語が表示可能です。日本語のフォントも1書体だけですが標準でインストールされています。R5からの改善点としては、フォントのオーバーレイに対応したことにより、英語フォントを使っていても、日本語が出てきたらその部分だけ日本語フォントで表示する、ということが可能になっています。
日本語入力に関しては、現状では何も付いてきていませんが、R5で動いたものはそのまま動くようになっています。設定をちょっと書き直せば、BeOS版のEGBRIDGEも動作可能です(注2。この原稿も、EGBRIDGEとZetaに標準添付のZediTを使用して書いています。
(注2)ただし、R5対応のIMを入れると、現状では終了時にエラーが出ます。
現状のBeta5aでは対応していないアプリケーションも多いのですが、新しいLocaleKitというAPIのパワーにより、*リアルタイムで使用言語を変更*することができます。LocaleKitに対応しているアプリケーションは既にメッセージの日本語化は完了しています。その他のアプリケーションもKiMさんを始めとする日本のコミュニティの力により、続々と日本語化されています。その成果はこの記事のスクリーンショットで確認してみてください。
### インターネット環境をチェック
Zetaになって、ネットワークの実装が大幅に変わりました。カーネルの外にあったネットワーク機能がカーネルに内蔵され、体感での安定性、速度、ともに向上しています。体感じゃ説得力に欠けるのでFTPテストをしてみます。通信相手はスイッチングハブで繋がれた自宅FreeBSDサーバ(Celeron 1GHzの666MHz駆動、Realtek 1394c)で、データは筆者の好きな岡本真夜のEverlastingのwaveファイルで58.39MBです。結果は、Zetaは7.13MB/sで、R5の5.70MB/sよりも確実に早くなっています。ちなみに、どちらも上りも下りも同じ速度でした。この数値だけ見ると25%アップでしかありませんが、ハードディスクの読み書きなど、定数時間がかかる部分もあるので、厳密に測定すればネットワークスタック部分の性能が数倍にアップしている可能性もあります。
## ブラウザを見る
Zetaに付属しているブラウザは3本です。MozillaとFireBird、NetPositiveです。FireBirdはMozillaの弟分ですが、1.5から正統な後継者になることが確定していますので、Zetaリリースまでに一本化される可能性もあります。このうちNetPositiveだけはJavaScriptやCSSに非対応など、性能面で劣っていますし、Zetaだとやや不安定です。起動時間はMozillaとFireBirdがそれぞれ約3秒(2回目は2秒)、NetPositiveが約1秒でした。反応速度も悪くはなく、常用ブラウザをMozillaにしても問題ないでしょう。Mozillaであれば通常のブラウズには支障はありません。Mozillaが1.0ぐらいの時は動作も遅く、ついついNetPositiveを使っていましたが、最近はチューニングも進み、どんどん軽快になっています。スクリーンショットはFireBirdです。日本語化パックを適用して日本語にしたバージョンです。
## メールを読む
Beamという、3ペイン方式のメーラーもあるのですが、うちではうまく起動できなかったので、Mail Deamon Replacementというシステムを使ってみます。これはbiffとビューワ、メール書き用エディタがセットになった、ファイルシステムベースのシンプルなメールクライアントです。これもJPBE.netのメンバーのコミットにより日本語がサポートされ、メッセージも日本語化されました。Zetaのデータベース化されたファイルシステムをそのまま利用するもので、メールの分類などもファイルに対するクエリーとして実行します。
## チャット
Visionというクライアントがあり、これもJPBE.netの有志の手により、日本語対応とメッセージの日本語化がなされました。MSNメッセンジャー、AIMメッセンジャー、ICQメッセンジャーにつなげるクライアントもそれぞれありますのでIMも楽しめます。
### マルチメディア
マルチメディアという言葉はもう死語かもしれませんが、一番Zetaらしい部分なのでまとめて評価します。
## 動画再生
動画再生ソフトとしてはVLCがあります。VLC自体はLinuxなどにもありますが、聞いたところによれば、XFree86上で動くVLCよりも軽快に動作するようです。筆者は残念ながらX上で動くVLCを触ったことが無いので比較はできません。VLCはDVDを始めとして、WMV、mpeg4などにも対応しています。DVD1枚の再生時の負荷はAthlon XP2500+で1/3ぐらいなので、ドライブが3台あればバックトゥザフューチャー3作を同時に見ることができます。コーデックが標準であるものに関してはMedia Playerで見ることができます。
## 動画作成
FireWireから動画をキャプチャすることが可能です。また、DVDをリッピングしながら、その結果のファイルを再生することも可能です。コピーして楽しむ場合にはきちんと購入しましょう。不正コピーはいけませんよ。動画編集ソフトが無いのが泣き所ですが。(注
(注)残念ながら動画編集ソフトのpersonalStudioはZetaでは動作しません。
## 音楽再生
標準アプリのCD Player、Media Player(動画も可)、Sound PlayerにてCDやmp3やoggなど、通常の形式は再生可能です。MagicGateなどは実験していません。ちなみにCCCDをマウントしたら普通に聞けちゃったり、waveファイルに落としちゃったりできちゃいます。PC用ドライブに入れるのは個人の責任で、と書いてあるし、個人で楽しむだけだから問題はないんでしょうけど。
## 音楽編集
標準でSampleStudioという波形編集ソフトがついてきます。波形を直接いじって編集できるほか、コピー、ペーストなどで音をつないだり、フェードアウトさせたり、といったことができます。筆者は使い方はよくわかりませんが、BeOSにはコンポーザ系のツールはフリーソフトでそれなりに数があるのでいろいろ遊べると思います。
## 画像表示、作成
Berndさんの説明では「430種類を超える画像が表示できるようになる」ということでしたが、このベータではそうなってはいないようです。ZetaもBeOS同様に、TranslationKitを利用して、プラグインで対応の画像形式を増やすことができるので、製品版にはトンデモない数のプラグインが含まれることでしょう。エンコーダもセットになっているので、画像形式の変換とクリッピング程度であれば、たいそうなツールがなくても行えます。
また、Zetaの標準アプリケーションではないのですが、Photoshopとまではいかなくてもそこそこいけている画像作成ソフトが何種類も開発されつつあるので、画像編集、作成には事欠かないと思います。
## CD-R作成
標準で2本のアプリケーションが付属してきます。CD BurnerとHeliosです。HeliosはバックグラウンドでLinux等でよく使われるcdrecordを使用しています。CD Burnerは簡単、Heliosはちょっと細かい設定ができる、という感じでしょうか?当然、コマンドラインからcdrecordを使用することもできます。
BeOSはモダンなプリエンプティブなマルチスレッド対応のOSですので、CD-Rを焼きながらウェブブラウズをしたりしても全然平気です。実験マシンはコンボドライブなので、同時にはできませんが、DVD見ながら焼いても平気だと思います。
### UIの改良
時々言われる質問ですが、ZetaはPOSIX準拠のAPIを備えてはいますが、別にPC-UNIXではありません。GUIもXFree86などは*利用していません*。完全に別物です。Zetaのユーザインタフェースを構成するコンポーネントは、TrackerとDeskbarの2つです。Trackerは背景を含む、ファイル操作のシェル機能を提供します。DeskbarはWindowsのタスクバー同様に、タスク管理、ランチャー機能などを備えます。構成としては他のOSに似ているので、Zeta初心者でも戸惑うことはないでしょう。
まず、最初に目に付くR5との違いは、ユーザインタフェースのデザインです。ウインドウのデコレーションが色々選択できるようになりました。Beta5aでは、色違いを含む、約10種のべ30パターンほどがインストールされています。スクロールバーのデザインも一緒に変わります。
各種デコレーション。R5風のデコレーションがずれているのはご愛嬌。
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もうひとつ、大きく変わったのは、Trackerです。最近はWindows XPもMacOS Xも、サイズが大きくて色数の多いアイコンを使用していますが、Zetaはさらに一歩進んで、SVG形式(XMLフォーマットで表現するベクトル形式の画像データ)のアイコンを表示することができます。ベクトル形式なので、16×16から、128×128まで、非常に滑らかに拡大縮小をすることができます。地味なところですが、フォルダ内のデータが大量にある場合の表示はR5よりも軽々と表示してくれます。細かいところでチューニングが施されているようです。
### まとめ
いかがでしたでしょうか?筆者は英語の読み書きは別に不自由していませんが、やはりメッセージがここまで日本語になると気持ちいいですね。しばらく使ってみての感想は、「Zetaって普通の人をターゲットにしているんだなぁ」というものです。今までのBeOSユーザというのは、デジタルガジェットに惹かれるような層だったり、反骨精神を持っていたり、C++ APIの美しさに惚れ惚れしている人(筆者もそうですけ)が多かった気がします。しかし、基本のアプリケーションの質の底上げがなされることによって、普通の人がなんとなく使うパソコンにもいいんじゃないか、という気がしてきます。うちの父親はFlash MXで動画作ったり、Matlabで数式解いていたりして平均以上に使いこなしているので、父親に触らせてもフィールドテストにはなりませんが、パソコン初心者にも触らせてみて感想を聞いてみたいな、と思いました。
筆者としては開発環境や、APIの改善や拡張などに興味がありましたが、現バージョンは開発者向けのベータではないので、省かれている部分や、ヘッダファイルが足りないというものもあり、早く次のベータを検証してみたいと思っています。現バージョンでは、R1に入るとされている3Dハードウェアアクセラレーションなどが含まれていませんし、また、Java2SEの移植も順調という話も聞きますので、Zetaのリリースには今しばらく時間がかかるかもしれませんが、さらにすばらしいものが出来上がってくるのではないかと思います。
### JPBE.netのご案内
日本において、BeOSやZetaに興味のある人のコミュニティを支えるべく、日本BeOSネットワークが設立されました。それらに関するイベントなども定期的に行っていこうと思っています。気になる方はhttp://www.jpbe.netへアクセス!
ZETA 1.0 発売直前企画として、SoftwareDesign 2003/7 号に掲載された「渋川よしき」さんの原稿を掲載します。
第一回目となる今回は、BeOS のこれまでの歩みと開発初期段階の ZETA について触れられております。
現在の動向とは合わない場合がありますが、原稿をそのまま掲載しております。また、SoftwareDesign 2003/7 号はこれを元に編集されておりますので、表現が一部異なることをご了承の上、お読みください。
### BeOS近代史 〜Zeta登場まで〜
## R4以前
"BeOS"をインストールしたことがある読者であれば,多少なりともBeOSの歴史を知っていると思います.BeOSは1995年,専用のハードウェア向けのOSとして公開されました.その後,プラットフォームをマッキントッシュに移しますが,スティーブ・ジョブズがAppleのCEOになり互換機路線の変更したためにPowerPC G3, G4向けのBeOSの開発の道が閉ざされてしまいます.設計の良さを活かし,極短期間でx86版をリリースしたのは有名な話です.
R4.5までの間,BeOSは順調にバージョン番号を重ね,OSとしての完成度を上げてきました.EGBRIDGE, gobeProductive, personalStudio, ePicture, Operaなど,サードパーティ製のソフトウェアもいくつもリリースされました.BeOS搭載の日立のPCも発売され,うらやましいまなざしで見ていた記憶があります.Be社の日本法人も密かに作られました.
## R5 〜迷走の始まり〜
2000年1月18日,Be社はR5の発表をしました.これはインターネットアプライアンス(以下IA)へのシフトとPersonal Edition(以下PE)のフリー提供という内容でした.同年3月28日からダウンロードが開始されました.ダウンロード数は最終的には100万を超え,また雑誌のCD-ROMに添付されるなど,ユーザ数は急激に延びたはずですが,一見さんも多かったと思われます.また,予想された通り,OSのパッケージ販売数は激減しました.PEは開発停止が検討されていたBeOSをどうにかしてコミュニティに残すための手段として考えられたという噂もあります.
IA路線は市場自体が未成熟(そもそもなかった?)であったため,コンパックとの提携,SmartBlue, eVillaなど,いくつも発表されましたが,大々的に発売されることはありませんでした.そして2001年8月17日にBe社の知的財産がPalm社に買収されるという発表がなされました.同時に競争の妨害でマイクロソフトを提訴しています.筆者も日立が実際に圧力を受け,それを跳ね返してBeOS搭載機を発売したという噂を聞きました.現在のマイクロソフトはそのようなことはしないと信じていますが・・・
## 後継OS
「BeOSがこれ以上開発されない」というショックはBeOSファンの心を大きく揺さぶりました.しかし,ヨーロッパを中心として,BeOSコミュニティの結束は堅く,「無いのならば作ってしまえ」と鼻息荒く,2つのプロジェクトがスタートしました.元Be社のエンジニアが趣味で開発したカーネルを用いて,バイナリ互換性目指しているOpenBeOSと,Linuxカーネルを元に,ソースコード互換性と,Linuxアプリケーションの利用を目指しているBlueEyedOSです.これらはオープンソースのクローンを目指しており,Open Standards BeOS-compatible Operating Systems(OSBOS)と呼ばれます.
また,フリーになったPEをベースにしたディストリビューションも公開されました.開発ツールを詰め込んだ,Developer Editionと,さらに盛りだくさんなMax Editionの2つです.ライセンスがどのようになっているのか分かりませんが,ダウンロード数もそこそこ稼いでいるようです.実際便利なので筆者もMax Editionを使わせてもらっています.また,開発途上の次バージョンのBeOSがリークされて公開されたりもしました.まだまだ不安定でしたので,実用的に使うのは難しいです.
この後継OSの動きはかなりエキサイティングでしたが,R5のクローンあるいはそのものでしかなく,BeOS自身の発展が見込めず,この時期に多くのファンがBeOS界から去っていってしまいました.
## R6,Zeta登場
YellowTABがBeOS互換のZetaを開発しているという発表を行い,2003年2月にはCeBITで展示され,かなりの注目を集めました.Zetaは長らく,BeOS NG(New Generation)と呼ばれており,R5の市販のディストリビューションとなると思われましたが,実はBe社,Palm社から正式にソースコードをライセンスされて開発が続けられている,いわばBeOSの正統なる後継OSでした.
2001年8月17日のX-DAYの以前から開発がバトンタッチされ,開発に投資する会社も見つかり,現在はR1に向けて急ピッチで作業が進められています.カーネルへのネットワークの統合,OpenGLのハードウェア3Dアクセラレーションなどを搭載し,APIも強化されました.チューニングも行われ,速度も向上しています."Be"という名前の使用許可をPalmに求めたところ,100万ドルのライセンス料を請求されたため,別の名前にすることになりました.Zetaはギリシャ文字で6番目の文字です.間違っても後継バージョンの名前が"ZZ"とか,"逆襲のJLG"とかになったりはしないので念のため(期待している日本人は多いみたいですが).
ZetaをOSBOS化してLinuxを目指すのではないか,という憶測がありますが,YellowTAB自身,オープンソースをビジネスモデルとして成功するとは見ておらず,OSBOSコミュニティを認めつつも一線置いているようです.フリーにすることでOS販売という退路を断ってしまったBe社の教訓からか,フリー版の提供は行わないと明言しています.
## 今後の動きと予想
ZetaはR2以降のバージョンでは,マルチユーザ(カーネルレベルでは既に実装済み),X11 R6.6のポーティング,セキュリティの向上,デバイスドライバの強化がなされる予定です.PowerPC G3やG4への対応も検討されています.日本でJPBE.net主催のZetaのデモを行うために来日したYellowTABのCTO, Bernd Korz氏の目標は「マイクロソフトを困らせる存在になる」というものでした.
すぐにはショップにZeta搭載マシンが並んだりするようなことはないでしょうが,パフォーマンスの高さから,RolandのDV-7シリーズと同様に,ユーザビリティの高い,組み込みRTOSのように使用される可能性は十分あります.HDD搭載のAVサーバのような分野も追い風になるかもしれません.5〜6年前のPCでも十分に動作するため,PCリサイクルで利用しても面白そうです.近頃Windows以上に重くなりつつあるLinuxよりも現実的だと思います.サーバを売ってるメーカーがクライアント用に導入するというシナリオもあるかもしれません.
Zetaのリリースが近づくにつれて,BeOSコミュニティも再び息を吹き返しています.今後のBeOS界はZetaを中心にして,OSBOSが良い感じに多様性を作りつつ進んでいくと思われます.2003年,2004年はBeOSに注目です.
yellowTAB が ZETA R1 に同梱するムービー編集ツール「Video Editor」の詳細を明らかにした。
「Video Editor」は ZETA ネイティブで直感的なムービー編集をすることができる。
アナログと DV のレコーディングをサポートし、PRO 版は 89EUR で別途提供される。
「Video Editor」はフィルムをドラッグアンドドロップで挿入したり、タイトルの挿入、サウンドの挿入、写真(画像)挿入ができ、フィルムの繋ぎに Transitions を使い、ムービーに多様なエフェクトを掛けることができます。
PRO 版では Transitions の種類が増え、DVD への焼き機能やインデックス機能が付加されるようです。
ついに yellowTAB は、彼らが Golden Master を自分達のプロダクションに提供したと発表しました。
当初5月のリリースを予定していたようですが、ドライバーとカーネルの改良を含む多くの変更を考慮するために遅らせたとのこと。
およそ2週間後に、ZETA R1 が店にあるでしょう…ということですが、現在リセラーはこの準備を行っているようです。
実際の販売開始日はリセラーにより対応が異なります。リセラーからのアナウンスが有り次第、続報としてお知らせしたいと思います。
作者である randar 氏が BeBits の Talkback でBeAccessible のソースコードを BeUnited.org の cvs ツリーへ寄贈したことを発表した。
残念ながら randar 氏が BeAccessible を今後開発しないことを寄贈の理由としています。
cvs でのソースコードのダウンロードは Terminal より
$ cvs -d:pserver:anonymous@code.beunited.org:/cvs/beaccessible login
$ cvs -d:pserver:anonymous@code.beunited.org:/cvs/beaccessible co .
となります。
事前にダウンロードするフォルダを作成し、カレントフォルダとしてからコマンドを実行した方がよいでしょう。
過去の記事も参考にしてください。
cvs は最近 version 1.11.20 がリリースされています。
ZETA Locale Kit 対応 BeWare 紹介
1.HandBrake 0.7.0 beta3
配布先:LoLL
DVD のリッピングツールです。MP4/AVI/OGM への変換ができます。
![]()
http://ljr.free.fr/archives/beos/handbrake/HandBrake%207.0.0%20Beta3%20(Zeta%20locale).zip
日本語の辞書は付属しません。
2.Mail_daemon_replacement 3.0.2 Final
配布先:LoLL
標準電子メールクライアント置き換えの電子メールクライアントです。
![]()
http://ljr.free.fr/archives/beos/bemail/haiku-maildaemon-3.0.2-zeta-x86.zip
日本語の辞書は付属しません。
3.IM Kit SVN R550
配布先:BeBUG
yahoo/msn/jabber/icq/aim といったメッセンジャークライアントです。

http://www.bebug.be/software/im_kit.zip
http://www.bebug.be/software/im_kit-atributes.sh
未完成ながら日本語の辞書が付属します。
im_kit.zip を /boot で展開し、im_kit-atributes.sh を実行します。
OS 起動時に im_server が自動起動します。
生憎の小雨模様の中、Linux Word Expo/Tokyo 2005 の会場である、東京ビッグサイトに行って来ました。
平日ということもあり、スーツ姿のビジネスマンが目に付きます。
イベント会場内はマスコミ以外撮影禁止となっており、カンファレンスの方も撮影禁止となっておりました。
ただし、このカンファレンスを BUG-BR の Paulo Motoyama 氏が事前に許可を得て撮影していましたので、近日ムービーが公開されると思います。
イベント会場はそこそこの入場者がいましたが、混雑して動けないという状態ではありませんでした。
カンファレンスの参加者もそれほど多くはなく、空席が目立ちました。
カンファレンス "デスクトップOSとして生まれ育ったZETA" では、これまでの yellowTAB の生い立ちと ZETA について語られました。
Zeta は BeOS をベースとしており、Be,Inc. から Palm,Inc. に知的財産が売却された後、ライセンスを取得している。
BeOS 最終リリースの R5 からソースコードの約 80% が書き換えられている。
yellowTAB は 2000 年に Bernd 氏1人で設立され、外部の投資を受けずに会社を運営していこうという方針でスタートしている。
Zeta はこれまで、開発者やホビーユーザーをターゲットに
RC1 を 2003 年 10 月にリリースし約1,000枚を販売
RC2 をその約4ヵ月後にリリースし社員は約8名に
RC3 をその数ヵ月後にリリースし約8,000枚を販売、社員は約12名に
NEO を現時点で約80,000ライセンス販売しており、社員は約35名になっている。
近日中にR1.0をリリースするが、年内20万のライセンス販売を見込んでおり、社員数は70名まで拡大予定としている。
このカンファレンスでパートナーの企業名が明かされた。
現在公開できるものだけのようだが、製品の評価・製品の適用で協力体制をとっているとのこと。
国内企業としてはローランド、アルプスといったところが挙げられており、海外企業の名もいくつか挙げられたがヒヤリングに自身が無いので、割愛します。
その後は Zeta のデモに移りましたが、ムービーを参照した方が分かりやすいと思いますので割愛します。
展示ブースの方では、ノートPCを3台と大画面液晶を使用したマシンを1台展示していました。
こちらの方は Bernd 氏に許可を得て撮影させていただきました。
各PCの About を確認すると1台のみ GoldMaster となっていましたが、他の PC では ZETA_1.0 となっています。
Preferences はかなり統合化が進んでおり
Appearance
Backgroinds
Data Translations
Development
File Types
Fonts
Joysticks
Keyboard
Locale
Media
Mouse
Network
Printetrs
Screen
Screensaver
Sounds
Time
Tracker
USB
Virtual Memory
Zeta Menu
の実装が確認できました。未編集ですがムービーをアップしておきます。
(MPEG 24.12MB)
まだ、単体で E-mail と DriveSetup がありましたが、DriveSetup については Locale Kit 対応となっています。
また、CannaIM が日本語入力環境として入っており、環境設定に CannaIM が単体でありました。
カンファレンスのデモにも出てきますが、Helios に代わる新しい JABA という CD-R ツールが加わっています。
同種のツールである CDBurner 共 Local Kit 対応になっています。
同じくデモにちょっとだけ出てくると思いますが、Video Editor というムービー編集ツールがあります。これも Locale Kit 対応です。
同じくデモに出てくるはずですが、Exposure 代替の新アプリケーション PhotoGrabber は PTP(Picture Transfer Protocol) 対応カメラ用のユーティリティで写真を取り込むことができます。これも Locale Kit 対応です。
その他目に付いたものとして、ZETA メニューのアプリケーション/システムに activate というものがあり、展示されていた PC で割と頻繁に登録を促すウィンドウが出ていました。
今回見た ZETA_1.0 では無線LAN対応とCUPSプリンタドライバ対応が目玉ではないかと思います。