![]() |
![]() |
||||||||
|
|
コンテンツ![]()
Haiku を使うHaiku で開発
ZETAJPBE.net について
新着ハードウェア互換情報新着 BeBits
リンク集来訪者数: |
はじめよう! Haiku:Ecolinux 上でのビルド †はじめに †ここでは、Ecolinux を使って、Haiku をソースコードからビルドする方法を紹介します。 Ecolinux は、使いやすい Ubuntu をベースにしていながら動作を軽くした Linux です。Linux の知識がない人でも簡単に使えて、日本語も使え、しかも軽いので、Haiku のビルドはやりやすいと思います。 VMWare にも対応しており、VMWare 上で Ecolinux を実行するとマウスカーソルのホスト/VM 切り替えに Ctrl+Alt が不要です。 環境紹介 † 今回は、VMWare 仮想環境に Ecolinux をインストールし、そこで Haiku をビルドしました。基本的には、実機でも同様の操作を行えば、Haiku をビルドできることと思います。今回の仮想環境は、HDD 20GB、ホスト環境の CD-ROM を利用する設定にしてあります。VMWare の設定ファイルと空のディスクイメージを また、Haiku のリビジョンは r28819 です。 Ecolinux のインストール †Ecolinux のダウンロードはこちらから行えます。安定版の中で最新版を使うと良いでしょう。今回は 8.04.7 を使用しました。ダウンロードサイトは、けいはんなよりも OSDN の方が速かったです。 ダウンロードした ISO イメージを CD に焼きます。私は仮想環境に Ecolinux インストールしたので、ホストである Windows 上にて ISO イメージを Daemon Tool でマウントしただけですが。 Ecolinux の CD をセットし、PC を起動すると Ecolinux のインストールが始まります。「Ubuntu をインストール」を選択し、続く画面で「日本語」を選択、キーボードレイアウト画面では 109A キーボードを選択しました。 引き続き、パーティションの設定を行います。今回は、新しい 20GB のハードディスクを次のように分割しました。Haiku にはスワップ用のパーティションは必要ありません。Haiku と Ecolinux 間でデータ交換をするために、FAT32 領域を別途作成するのも良いでしょう(Haiku、Ecolinux 共に、FAT32 領域は読み書きできます)。
ディスクの準備で手動分割を選択し、「New partition table」でハードディスク全体を初期化します(既にハードディスクに OS がインストールされている場合は、「New partition table」を実行すると消えてしまうので注意して下さい。新品のハードディスクを使用する場合以外は、この操作は不要です)。「New partition」で上の表のような設定を行います。Ecolinux 本体のパーティションは、マウントポイントを / に設定します。設定が終わると、以下のような表示になります。 続いてアカウントの設定を行った後、最終確認の画面では「拡張」ボタンをクリックします。「ブートローダをインストールする」にチェックを入れます。 「インストール」ボタンをクリックするとインストールが開始されます。 インストール完了後、PC を再起動して下さい。特に設定しなくてもネットワークには繋がるはずです。画面が狭いと感じる場合は、「Start メニュー」→「設定」→「設定マネージャー」→「ディスプレイ」で変更しましょう。 Haiku ビルド 【Step.1】ビルドツールのダウンロード †ここからは Ecolinux のターミナルで作業を行います。「Start メニュー」→「ターミナル」でターミナルが起動しますので、そこにコマンドを打ち込んでいきます。 なお、Step.1 から Step.3 までの作業を簡単に行えるスクリプトを まずは、Haiku のビルドに必要なツール類をインストールします。10 分程度かかります(所要時間は環境によって大きく異なるので、あくまでも目安程度です)。 ~$ sudo apt-get install subversion autoconf automake texinfo flex bison gawk build-essential yasm ~$ mkdir haiku ~$ cd haiku ~/haiku$ svn checkout svn://svn.berlios.de/haiku/buildtools/trunk buildtools Jam(Haiku で使う Make のようなもの)をインストールします。これはすぐに終わります。 ~/haiku$ cd buildtools/jam ~/haiku/buildtools/jam$ make ~/haiku/buildtools/jam$ sudo ./jam0 install Haiku ビルド 【Step.2】Haiku ソースコードのダウンロード †SVN で Haiku のソースコードをダウンロードします。30 分ほどかかります。 ~/haiku/buildtools/jam$ cd ~/haiku ~/haiku$ svn checkout http://svn.berlios.de/svnroot/repos/haiku/haiku/trunk trunk 2 度目以降のビルドで、Haiku ソースコードを最新のものにしたい場合は、上記の代わりに、以下のコマンドを入力します。 ~$ cd haiku/trunk ~/haiku/trunk$ svn update Haiku ビルド 【Step.3】クロスビルドツールのビルド †次の 3 つのうち、いずれかのビルドを行います。 GCC2 †最も基本的なビルド方法です。初めて Haiku をビルドする方は、この方法でビルドしましょう。 コンパイラに GCC2 を用いることにより、BeOS や過去の Haiku とのバイナリ互換性が保たれます(BeOS 用のソフトウェアを Haiku 上で実行できます)。 所要時間は 10 分程度です。 ~$ cd haiku/trunk ~/haiku/trunk$ ./configure --build-cross-tools ../buildtools/ --include-gpl-addons --use-gcc-pipe GCC4 †コンパイラに GCC4 を用いることにより、効率の良いバイナリが生成されるようになりますが、反面、BeOS との互換性は失われます。GCC4 はまだあまり普及していないので、動作するアプリケーションも少なく、あまりお勧めしません。GCC4 を使いたい場合は、後述のハイブリッドにすることをお勧めします。 ~$ cd haiku/trunk ~/haiku/trunk$ ./configure --build-cross-tools-gcc4 x86 ../buildtools/ --include-gpl-addons --use-gcc-pipe --build-cross-tools の代わりに --build-cross-tools-gcc4 x86 を指定しています。 ハイブリッド(GCC2/GCC4 両対応) †GCC2 と GCC4 の両方のバイナリを実行したい場合は、ハイブリッドにします。BeOS 用のソフトウェアを実行することもでき、また、高速な GCC4 ソフトウェアも実行できます。ただし、ビルド作業は GCC2 用と GCC4 用の両方を行う必要があるため、2 倍の時間がかかります。 最初に、GCC2 と GCC4 両方の作業用ディレクトリを作成しておきます。 ~$ cd haiku/trunk ‾/haiku/trunk$ mkdir generated-gcc2 generated-gcc4 GCC2 クロスコンパイラ作成。10 分ほどかかります。 ‾/haiku/trunk$ cd generated-gcc2 ‾/haiku/trunk/generated-gcc2$ ../configure --build-cross-tools ‾/haiku/buildtools/ --include-gpl-addons --use-gcc-pipe --alternative-gcc-output-dir ../generated-gcc4 GCC4 クロスコンパイラ作成。30 分ほどかかります。 ‾/haiku/trunk/generated-gcc2$ cd ../generated-gcc4 ‾/haiku/trunk/generated-gcc4$ ../configure --build-cross-tools-gcc4 x86 ‾/haiku/buildtools/ --include-gpl-addons --use-gcc-pipe --alternative-gcc-output-dir ../generated-gcc2 Haiku ビルド 【Step.4】Jam 設定 †※デフォルトの設定でビルドする場合は、この設定は不要です。Step.5 のデフォルトの設定でビルドする場合に進みます。 Haiku ビルドの設定を行います。設定は、~/haiku/trunk/build/jam に UserBuildConfig というファイルを作成することにより行います。 「Start メニュー」→「アクセサリー」→「マウスパッド」でテキストエディタが起動しますので、以下の内容を入力し、UserBuildConfig として保存します。もしくは、 最低限必要なのは、Haiku のインストール先です。 # ハードディスクのパーティション /dev/sda1 に Haiku をインストール HAIKU_IMAGE_NAME = sda1 ; HAIKU_IMAGE_DIR = /dev ; 記述を間違えると、既存のハードディスクの内容が消えてしまうので注意して下さい。Haiku 用のパーティションをどこに確保したかによって、sda1 の部分を変更して下さい。 日本語環境を整えるために、以下も追加すると良いでしょう。 # かんなを追加 AddFilesToHaikuImage beos system add-ons input_server methods : canna ; # Timezone 変更 AddSymlinkToHaikuImage home config settings : /boot/beos/etc/timezones/Asia/Tokyo : timezone ; # キーマップ変更 AddFilesToHaikuImage home config settings : <keymap>Japanese : Key_map ; クロスビルドツールをビルドする際に、GCC2/GCC4 ハイブリッドを選択した場合は、以下も追加します。 HAIKU_ADD_ALTERNATIVE_GCC_LIBS = 1 ; UserBuildConfig の詳細については、UserBuildConfig.ReadMe を参照して下さい。 USB メモリへ Haiku をインストールするための Jam 設定 †USB メモリへ Haiku をインストールするには、HAIKU_IMAGE_NAME を sda1 ではなく USB メモリの dev ファイルシステム名にします。USB メモリがどの dev ファイルシステム名になっているかは、USB メモリを PC に挿した後、次のコマンドを入力します。 ~$ dmesg | grep 'USB Mass' [ 23.355469] Initializing USB Mass Storage driver... [ 23.450546] scsi2 : SCSI emulation for USB Mass Storage devices [ 23.498517] USB Mass Storage support registered. 2 行目に scsi2 と出てきたら、dev ファイルシステム名は sdb、scsi3 と出てきたら dev ファイルシステム名は sdc……というようになります。USB メモリはパーティションを区切っていないので、sda1 とは違い末尾の数字は不要です。 (もうちょっと簡単に判別する方法はありますか?) Haiku ビルド 【Step.5】ビルド †いよいよビルドです。クロスビルドツールのビルド方法によって、あるいは、インストール先によって、以下のうちのいずれかのビルドを行います。 ハイブリッドにしなかった場合 †GCC2 のみ、あるいは、GCC4 のみにした場合は、以下の方法でビルドをします。ビルドには 30 分ほどかかります。 ~$ cd haiku/trunk ~/haiku/trunk$ sudo jam -q -g 途中でエラーになる場合は、一旦、デフォルトの設定でビルドしてみて下さい。 ハイブリッドにした場合 †ハイブリッド(GCC2/GCC4 両対応)にした場合は、以下の方法でビルドをします。 ビルドは、メインとするコンパイラがある方のディレクトリで作業します。例えば、GCC4 で Haiku をビルドし、GCC2 バイナリも実行可能にするには、次のようにします。 ~$ cd haiku/trunk/generated-gcc4 ~/haiku/trunk/generated-gcc4$ sudo jam -q -g デフォルトの設定でビルドする場合 †Step.4 で UserBuildConfig を作成しなかった場合は、デフォルトの設定でビルドを行います。 ~$ cd haiku/trunk ~/haiku/trunk$ sudo jam haiku-image CD イメージを作成する場合 †ブート CD 用のイメージ(ISO ファイル)を作成することもできます。 ~/haiku/trunk$ sudo jam haiku-cd ~/haiku/trunk/generated/haiku-cd.iso ができるので、CD に焼き込んで CD ブートさせることができます(以前は 2 つのイメージファイルが必要でしたが、今は 1 つで大丈夫です)。起動時にアラートパネルが表示され、「Desktop」を選択すると Live CD として使うことができ、「Install」を選択すると CD から HDD に Haiku をインストールすることができます。 ビルド中にエラーが出たら †ビルド中にエラーが出る場合は、これまでの操作をもう 1 度よく確認しましょう。考えられるミスは……
表示されているエラーメッセージを眺めていると、ヒントが見つかるかもしれません。 Haiku ビルド 【Step.6】起動設定 †※USB メモリに Haiku をインストールした場合は、この設定は不要です。 Haiku のビルドが終わり、ハードディスクにインストールされた状態になりましたが、現在は、PC 電源投入後、Ecolinux が自動的に起動してしまいます。Ecolinux と Haiku の起動を選択できるようにします。 起動設定は、grub の menu.lst を編集して行います。まずは、menu.lst を変更できるようにします。 ~$ cd /boot/grub /boot/grub$ sudo chmod 666 menu.lst マウスパッドで /boot/grub/menu.lst を開き、以下の編集をして下さい。 起動時にメニューが出るように、hiddenmenu をコメントアウトします。 ## hiddenmenu # Hides the menu by default (press ESC to see the menu) # hiddenmenu メニューに Haiku の項目を追加。どのパーティションに Haiku をインストールしたかによって、(hd0,0) の部分を変更して下さい。 ## ## End Default Options ## title Haiku root (hd0,0) chainloader +1 再起動 †PC を再起動すると、起動メニューが表示され、Haiku を選べば Haiku が起動します。 USB メモリに Haiku をインストールした場合は、こちらをご覧下さい。 2 度目以降のビルド †Haiku のソースコードを最新にして、再度 Haiku をビルドしたい場合は、Step.2(2 度目以降のビルドの部分)と Step.5 を実施します。再度 Haiku をビルドすると、これまでの Haiku の内容がすべて失われますので注意して下さい。 |
Contact: a d m i n 【 a t 】 j p b e 【 d o t 】 n e t | JPBE.net サイトのご利用について