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    復習BeOS --システム編-- †

    この辺になると、もはや著者の復習のため、て感じですが、システム構成などについて 書いておきます。

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    概要 †

    BeOSはシングルユーザOSです。ですので、基本的にユーザのログインとかの機能はあり ません。起動したらいきなり動作状態です。ユーザ名、グループ名という情報はある のですが、おそらくPOSIX準拠のためのものでしょう。それ自体には意味はあまりないと 思われます。

    BeOSはPOSIX準拠OSです。ですので、基本的なUNIXのコマンドは意外と移植できますし、 実際、基本的なコマンドは搭載されています。 ただ、サポートされていない機能やディレクトリ構造の違いもあり、なんでも簡単に OKというわけではありません。

    なお、OSの起動スクリプト(各種サーバの起動等)は、bashによるシェルスクリプト で記述されています。Terminal起動時の標準のシェルもbashです。

    ユーザインタフェースのGUIシェルはTrackerとDeskbarというアプリケーションで実現 されています。どちらもBe社存命中にオープンソース化されました。両方合わせて Windowsのexplorerに当たります。(Deskbarはタスクバーに相当)

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    個人設定 †

    home/config/boot/UserBootScriptというファイルで起動時にコマンドの実行ができます。 中身はシェルスクリプトで、これを書き換えることでアプリケーションの立ち上げや 細工ができます。

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    カーネル †

    BeOSのカーネルはマイクロカーネルと呼ばれるタイプのカーネルです。詳しくは著者も 説明できないんですが、カーネル自体に搭載する機能は最小限にして、OSサービスの 多くを別プロセスに分ける、みたいな感じなのかな?MacOS Xの元になったNeXTも マイクロカーネルを採用していました。

    ちなみに、Linuxはコレに対してモノリシックカーネルというタイプだそうです。 カーネル本体にいろいろなサービスが組み込まれている、ということかな?

    ですので、BeOSはカーネルと多種のサービスを担うサーバプログラムが強調してOSの体 をなしているわけですね。

    なお、OSがこけてしまった場合、BeOSはGUIが消し飛んでKDL (Kernel Debug Land。 ディ○ニーランドではないです)に入ります。なんかデバッグができるらしいですが、 わからない人はもうリブートするくらいですね。ちなみにcontで強制的に処理を 再開させてみたり、rebootで再起動するとかはできたはずです。(ちょっとうろ 覚えです。すみません)

    なお、home/config/settings/kernel/drivers/kernel というファイルでカーネルの設定 ができるのですが、詳細は忘れてしまいました…。

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    サーバ †

    カーネルと協調動作しているプログラム群です。UNIXでいうデーモンみたいな役目を 担っている感じでしょうか。カーネルとは独立したプロセスなので、特定のサーバが 異常をきたしても、そのサーバだけを再起動すれば回復できたりします (モノにもよるかもしれないですが)。これはマイクロカーネルのよいところなの でしょう。

    app_server
    アプリケーションの動作環境や画面描画サービスを受け持ちます。
    net_server
    ネットワーク通信サービスを受け持ちます。性能向上のため、dano からはこの機能はカーネル内に移動されています。
    media_server
    メディアデバイス(音源やマイク、動画キャプチャデバイス)等を管理 するサーバです。BeOSの面白いところは、アプリケーションが確保したサウンド チャネル毎にボリューム設定がされ、preference/media から変更ができるところで した。最終的にはサウンドmixerが音を合成して出力しているので、複数の音楽ファイル を別々のアプリケーションで同時に再生して、音量はそれぞれ調整する、ということが 普通にできました。
    input_server
    マウスやキーボードなど入力を統括するサーバです。これが死ぬと 一切の入力ができなくなります。なお日本語変換などはこのサーバのadd-on (いわゆるプラグインソフト)で実現されます。
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    ほにゃららKIT †

    OSの各サービスのソフトウエアインタフェースは〜KITという名前でまとめられてい ます。ソフト開発をしなければあまり関わらないかもしれません。

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    機器サポート範囲 †

    仮想PC上で動作させる場合には気にする必要ないんですが、 WindowsやLinuxのような開発リソースは無いし、ベンダがドライバを書いてくれるなん てこともないので、サポート機器は基本的には限定的です。

    ですが、その機器の固有の性能は出せませんが標準ドライバで動いたりしますので、 試してみる価値はあるでしょう。ちなみにブート時にスペースキーを押してブート メニューに入り、オプションをいじると起動できたりもします。

    でもまずは、JPBE.netのハードウエア互換情報を見てみることをお勧めします。 ここで確認が取れていれば安心ですので。

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    CPUやマザーボード †

    起動しない場合は、前述したブートメニューのオプションをいじってみるか、 はじめよう!BeOS_起動しない場合 〜スプラッシュアイコンを読み解く〜を頼りに 苦労するしかないでしょう。最悪、ムリということも覚悟しないといけないです。

    最近のマザーボードはオンボード機能がどっさり入っていますが、その辺の対応には あまり期待はできません。ドライバがあったらラッキー程度に考えておけばいいで しょう。

    ac97ドライバは存在しているので(bebitsで確認)、音くらいは大丈夫そうです。

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    ビデオカード †

    こちらの対応も基本的には新しいカードの対応は期待できないです。ですが、過去には radeonやriva、geforceのドライバが存在していたはずなので、探してみるともしかした ら対応されているかもしれません。まずはbebitsあたりから探してみてください。 リンクはJPBE.netのトップからたどれるはずです。

    ですが、基本のVESAドライバで意外とちゃんと動きます。まずはこちらでやってみれば よいでしょう。どうせBeOSでは3D機能のアクセラレーションは対応されていないので、 最近のカードの機能をフル対応する意味は薄いですし。

    OpenGLのハードウエアアクセラレーションに対応されたら、新カードのドライバを書く って人も現れるかもしれないですが、2Dのみの現状だと気合が入りにくいでしょうか…。

    なお、vesaドライバを有効にするには、home/config/settings/kernel/driver/vesa というファイルを準備します。sample というディレクトリがありますので、そこにある 例に従って書けばよいです。ただ、多種多様な解像度には対応していません。最近の ワイド画面もダメです。VGA,XGA,SXGA,UXGAなどの基本的な解像度だけです。カラー デプスも8bitだけのはずです(RGB各8bitの意)。

    ちなみに、インストール時のモノクロ画面は、vexa標準のVGA&パレット16色という構成 をBeOSはサポートせず、「パレットにするくらいならモノクロ16階調にする」と いうシブイ判断でできています。

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