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    復習BeOS --ファイルシステム編-- †

    BeOSのディレクトリ構造について概観します。

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    まえおき †

    Windowsのようなドライブの概念はなく、ボリュームをディレクトリツリーのどこかに マウントする方式を取ります。ま、Windowsが特殊なのであって、一般的な方式です。

    ファイルシステムは独自のBFSを用います。アトリビュート付加機能やその検索機能 が搭載された高機能のファイルシステムですが、細かいファイルの作成&削除を短い間 に繰り返すような利用には弱い(遅い)という特徴を持ちます。(検索機能のためのindex 情報を書き換える処理が重いことが一端としてあるので、この機能をOFFにしたファイル システム上では多少速くなるようです)

    BFSはシンボリックリンクをサポートしています。Windowsでいうショートカットのような ものです。LinuxやUNIXにあるハードリンクはサポートされていません。

    ディレクトリ構造は、どのOSにも似ていません。UNIX系でもないしWindowsを真似ても いません。独自の構造です。基本的にはシステムはbeosディレクトリ下に、ユーザ インストールのものはhomeディレクトリ下に、というルールになっています。

    シングルユーザOSですので、homeの下にはいきなりファイルがあります。ユーザ毎 のディレクトリがあって〜のようなスタイルではありません。

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    ルートディレクトリ †

    ルートディレクトリはメモリ上に展開された仮想ボリュームであり、ディスク上には存在 しません。この仮想ボリューム上に各ボリュームをマウントしていくことになります。 また、仮想ボリューム上にディレクトリやファイルを作成することもできます。 電源を切ると消えてしまいますが。

    また、このディレクトリはTrackerでも表示してくれません。Terminal上からのls コマンドでしか確認できない場所です。 (Trackerで表示しようとしても"Disks"として、マウントされているディスク一覧の表示 になってしまいます)

    boot
    起動ボリュームです。BeOS自体がインストールされています。
    dev
    デバイスファイルが入っています。このあたりはUNIX的ですね。
    pipe
    名前つきpipeが入ってます。
    その他
    boot以下へのシンボリックリンクやマウントされたディスクへのリンクが並び ます。
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    起動ボリューム (boot) †

    OSがインストールされているボリュームについて解説します。

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    beos †

    apps
    標準搭載のGUIアプリケーションが入っています。
    bin
    CUIコマンドが入っています。UNIX系のコマンドもここにあります。
    documentation
    説明書や入門ドキュメント等がHTMLで入っています。開発資料である BeBookもここにあります。
    etc
    各設定ファイルやフォント等が入っています。雰囲気としては、UNIXの /etc に 近いでしょうか。
    preferences
    設定アプリケーションが入っています。
    system
    カーネルや各サーバのバイナリ、ライブラリ、ドライバなどが入っています。 TrackerやDeskbarのバイナリもここに入っています。
    ↑

    apps、preferences †

    beos内にある各アプリケーションへのシンボリックリンクが入っています。このディレク トリ自体はリンクでなく、実体のディレクトリです。入っているファイルが全部リンク ファイルになっているわけです。

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    home †

    mail
    標準のメール格納ディレクトリです。
    config
    個人環境の設定ファイルや追加インストールするドライバの置き場など、いろ いろです。UNIXで言うところの、HOMEと /usr/local がごっちゃになった感じでしょう か。
    config/add-ons
    追加インストールするドライバを置く場所です。BeOSでは、基本的に ドライバは所定の場所に置くだけでロードされ、そこから移動するだけでアンロード されます。
    config/be
    Deskbarメニューに出てくるApplicationsとかのリストは実はここの内容 です。
    config/settings
    各アプリケーションの設定ファイルなどが入ってます。カーネルや ドライバ設定まで入っているので、分類が?な感もありますが…。
    config/settings/kernel/drivers
    カーネルの設定ファイルが入っています。例えば、 ここにvesaというファイルを作成することでvesaドライバ(画面表示ドライバ)が有効にでき ます。
    config/その他
    その他のディレクトリは、名前から想像がつくと思います。
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    マウント †

    マウント、アンマウントはTerminalからのmount、unmountコマンドやTracker上からの 操作で可能です。

    各ディスクのマウント設定はTrackerの右クリックメニュー(デスクトップ等で右クリック すると出るメニュー)のMount→Settingsから設定できます。

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    ネットワーク共有 †

    標準のネットワーク共有ディスクの方式は定義されていません。Windowsのディスクを 共有マウントするコマンド(cifsmountやezmount)は搭載されていますが、 BeOS側のディスクを公開する機能はありません。

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